入れ歯について
入れ歯とは  ●総入れ歯     

入れ歯とは
〜一般的に取り外し式のものです〜
部分的に失われた歯を、残った歯や粘膜にバネや床を設置して維持します。 このため、バネが目立つ、バーが舌に触る、床が厚く食べ物が入りやすいなどの問題が生じることがあります。 また残っている歯にバネをかけるために、その歯にかかる負担を考慮することも大事です。 しかし、日本の保険制度では製作時に使用できる材料などが決められており、設計に制約があります。 改善策としては自費診療で専門の技工士がチタン合金など薄くて適合の良い金属を使用し細工をすることです。これにより、違和感が少なく痛みの出にくい入れ歯が製作できます。
提供)ZERO DENT

総入れ歯
全ての歯が失われた人が使用します。入れ歯が床と粘膜の唾液の吸着力でのみ維持されます。 従って顎が痩せてしまった人は入れ歯が安定せず、終始痛みに悩まされます。 上顎は粘膜を覆う床の面積が広いことで比較的安定しやすく、一方で下顎は舌や頬の動きの影響を受けやすく、外れやすいです。
改善策としては、上顎は広く覆うことで安定を得ているので、床をむやみに削るのは避けるべきです。しかし、図の矢印部分があることで吐き気や違和感、発音のしにくさを訴える患者さんは少なくないです。 そこで、自費治療になりますが矢印部分にチタン合金を使用することで軽く薄く適合が良い、食べ物の温度を感じられる義歯が製作できます。

一方の下顎ですが、痩せてしまった顎の維持力を補うために図のようにインプラントを応用することで、外れにくい義歯を製作することができます。