補綴(ほてつ)とは

当院は補綴学専門医のクリニックです。
かぶせものの色や噛み合わせなど
お口のトータルマネージメントを行っています。

補綴とは、セラミックやインプラントなどお口の中の人工物の研究を行うのが補綴学です。
補綴とはお口の中の失われた部分を人工物を用いて製作する分野です。この場合の失われた部分とは、虫歯で削った歯を補うかぶせものや、歯を抜いた後の入れ歯などを治療する歯学の分野です。顎の動きや噛み合わせなどの研究も担当し、お口を一つの精巧な器官と捉え単なる一本の歯としてではなく、一本の歯が全体に与える役割を考慮し治療計画を立案しそれに基づき施術していきます。

 

1本の歯が全体へ与える影響を考え
「お口全体」の調和を図ることが最も大切です。

噛む力は体重に匹敵するといわれており、お口の中は想像以上に過酷な環境です。このようにお口の中は物理的な過重が加わる上に、化学的にもしばしば酸性になり金属の成分を溶かすことがあります。
これはかぶせもののの縁に虫歯を作る原因にもなります。 さらに一本の歯が悪くなり抜けることで全体の噛み合わせが変化することもあります。また、部分入れ歯などをご使用されている方で「いつも同じところが壊れる」「いつも同じ所が痛む」という方も入れ歯の構造自体の見直しで改善されることがございます。お口の顎の動きを想定し、全体の調和を図るように一本ずつの歯を治療していくことが大切です。

 

補綴の分野は
家を建築する際の作業とよく似ています。

「補綴(ほてつ)」とは、かぶせものや入れ歯などの人工の装置とそのかみあわせを専門とする歯科の一分野です。例えば家を建てる際には施主のご意見やご予算を十分にお伺いし、設計士が材料や工法を工夫することで十人十色の建物ができます。これと同じように補綴の分野は家を建築する際の作業とよく似ています。
一本の歯を治すだけではなく、お口を一つの臓器と考えた場合に一本の歯が全体に果たす役割を考えることで最良の治療方法を提案していくことが可能です。患者様の治療へのご意見を十分にうかがい、設計をご理解を頂いたうえで治療を行っていく所存ですのでよろしくお願い致します。


お口を一つの器官として捉え単なる一本の歯の治療だけを考えるのではなく、かみ合わせなどその人ごとの特性に合わせて家ならぬかぶせものや入れ歯を製作していきます。
補綴とはつまりお口全体のことを考えて人工的なものをつくり咬めるように機能回復をする事です。